マクロのセキュリティ設定

マクロは、コンピュータを自動で動かすことのできるプログラムです。
悪意のある誰かがあなたのパソコンを利用しようとして、有害なプログラムをこっそり仕込んでいる場合もありえます。作成者が誰かわからないプログラムや、ネット上にあるプログラムには厳重な注意が必要です。
マクロを有効にする方法

Excel2010マクロ編

マクロのセキュリティ設定の概念

マクロのセキュリティ設定

なぜこのような項目があるのかというと、近年VBAを利用した悪意あるマクロウィルスの被害が多いからです。
このようなマクロウィルスから自分のパソコンを守るためには、
相手先が誰だかわからないブックに含まれるマクロをうっかり実行してしまわないように注意することが必要です。
とはいえ、人間ですから、わかっていても不用意に開いてしまう場合があります。
そこで、セキュリティのレベルを設定したりする必要があるのです。

マクロを含むブックを開いたときに、どのように対処するとかという設定について説明します。

マクロのセキュリティ設定を変更するには、セキュリティ センターで変更します。
開発タブのコードで、マクロのセキュリティをクリックします。
開発タブの表示については、こちら マクロを使えるように開発タブを表示する。
するとセキュリティセンターが開くので、マクロの設定カテゴリの
マクロの設定の中から、必要なオプションをクリックします。

警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする
マクロが信頼できない場合は、このオプションをクリックします。
ただし、信頼できる場所に移動する(保存する)ことにより、
セキュリティ センターのセキュリティ システムによるチェックを行わずに実行できます。
警告を表示してすべてのマクロを無効にする
デフォルトの設定です。
マクロを無効にし、マクロが含まれている場合にセキュリティの警告を表示します。 信頼できる場所を設定してその中のブックを開いた場合は、この警告が表示されません。
信頼できる場所意外のマクロを含むブックを開いた時は、以下の警告が表示されます。
デジタル署名されたマクロを除き、すべてのマクロを無効にする
この設定は、マクロが信頼できる発行元によってデジタル署名されている場合に、その発行元を既に信頼していればマクロを実行できるという点を除き、[警告を表示してすべてのマクロを無効にする] オプションと同じです。
すべてのマクロを有効にする (推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります)
すべてのマクロを実行できるようにします。
パソコンが外部からのアクセスができる環境にあったりする場合に、悪意のあるユーザーが有害なマクロを仕込むケースが考えられます。
VBA プロジェクト オブジェクト モデルへのアクセスを信頼する
開発者向けの設定です。