LEN関数 文字数をカウントして電話番号の入力ミスを探す

LEN関数 電話番号の入力ミスを探す

EXCEL関数 46回

文字数をカウント・・LEN 関数、LENB 関数

LEN 関数は、文字列の文字数を調べて返します。LENB関数は、文字列のバイト数を調べて返す文字列関数です。LENB関数は、バイト数のため、半角文字は1文字につき1バイト、全角文字は1文字につき2バイトとなります。
LEN関数を使うと電話番号の入力ミスを探すことができます。
(サンプルファイルは、こちらから 関数技46回サンプルデータ
Excelバージョン:Excel20192016201320102007

LEN関数は文字数をカウント半角全角の区別なくカウント。

電話番号の入力ミスを探すのは大変な作業ですが、ミスの中には、打ち間違いの他に、入力した数字が多いとか少ないという場合もありますね。

関数を使って、入力した文字数でミスを探します。
使う関数は →  LEN関数
セル内の文字数をカウントするには、LEN関数を使います。

全角半角関係なく、文字数をカウントするには、LEN関数を使います。
LEN関数

LEN関数の書式  Len(文字列) 
LEN
文字数を調べる文字列を指定します。
LEN関数は、全角、半角関係なくカウントします。
文字、スペース、句読点、数字はすべて文字として処理されます。

LENB関数で文字数をカウントして電話番号の入力ミスを探す

■ LENB関数
仲間のLENB関数も、文字数を返しますが、バイト数(半角単位)で処理します。

半角文字は 1 バイト、全角文字は 2 バイトとなります。
LEN関数2

LENB関数で、電話番号の入力ミスを探す

LENB関数は、携帯電話番号の入力ミスを探す時などにつかえます。

大量の電話番号の中から、入力ミスを探すのは大変な作業です。
例ではB列に式を入力していますが、実際にはどこでも空いている列にB列のように、
=LENB(参照セル)と式を入力します。
携帯電話番号の桁数は、通常13桁ですが、12桁、14桁は入力ミスの可能性があります。
例では、
・携帯以外の番号が入力されている
・ハイフンが2つ入力
・ドット(.)が誤入力されている
LEN関数3

セルに入力されている文字が半角の場合(電話番号等)を数える時は、LENB関 数を使うようにします。
しかし、たくさんの情報の中から、13バイト以外を探すのは大変ですね。
このような場合は、オートフィルタで探します。

LENB関数で文字数をカウント

オートフィルで文字数が13以外のものを表示させます。
LEN関数4
文字数が多いか、少ないかを表示させ、間違いをチェックします。
文字数が13以外を選択する
たくさんのデータから、文字数が多かったり、少なかったりする電話番号をすばやくチェックすることができます。
LEN関数5
LEN関数6
文字数が14を選択すると、それだけが表示されますから、チェックも簡単です。
・ハイフンが2つ入力
・ドット(.)が誤入力されている
などのミスが簡単に見つかります。電話番号のように大量のデータを入力した場合は、印刷する前に、LENB関数を使って文字数をチェックし、オートフィルタでデータ全体を見渡すとエラーの発見がしやすくなります。

今日の講義は以上です。お疲れ様でした。